介護老人保健施設の人員基準と働くメリット

介護老人保健施設の人員基準は、入所者100名の場合、常勤の医師1名と看護師9名、介護職員25名である。他にも理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が1名必要で、支援相談員なども人員基準になっている。医師は入所者の診断や治療を行うだけでなく、看護師や介護士、理学療法士などのアドバイザーとしての役割もある。介護老人保健施設は基本的に入所者が自宅へ戻れるようなリハビリのケアを行うことに力を入れているが、必要に応じて終末期看護であるターミナルケアを行っている施設もある。

介護老人保健施設で働くメリットは、医師や看護師が常駐しているので、何かあった時に安心感があることだ。夜勤でも看護師が常駐している施設がほとんどなので、安心して夜勤で働くことができる。他にも介護老人保健施設には、介護士だけでなく医師や看護師、理学療法士や作業療法士なども働いているので、様々な業種の情報を手に入れやすく、介護士としてスキルアップすることも可能だ。

介護老人保健施設で働くのに向いている人とは、体力や精神力がありよく気が付く人である。入所者が多数いる介護老人保健施設では、体力を使うことが多いからだ。また介護老人保健施設の入所者は入れ替わりが早いので、様々な性格を持っている入所者に対応できるような協調性も必要である。自宅へ戻ることを目的としているので介護老人保健施設では、リハビリのために入所者に手を貸さないことも多く、その状態を耐えられるような強い精神力も必要だ。